アスベスト環境濃度測定

屋根を塗装する時に行なわれる高圧洗浄により、アスベストがどの程度飛散するかを実験により測定。アスベストを飛散させない工法は増々必要とされるでしょう。

2005年6月29日にクボタが周辺住民のアスベスト被害を発表してから、アスベストによる健康被害と、アスベストを含む建材に関心が集まっています。スレート屋根からのアスベスト飛散についてはその危険性は知られていますが、非飛散性であることから安全であると思っている人も多いのでないかと思います。
そこで、今回、高圧洗浄と、劣化したスレート屋根からの飛散状況を測定し、どれだけ危険であるかを数値で確認することにしました。
2005年11月15~16日に栃木県宇都宮市内で当社独自にアスベスト環境濃度測定を行いました。

測定はNPO法人東京労働安全衛生センター環境測定士にお願いをしました。

高圧洗浄作業時のアスベスト環境濃度測定を実施

作業周辺に測定機を設置して準備完了。

作業周辺に測定機を設置して準備完了。

地元の塗装業者のご協力を頂き、スレート屋根を塗装する際必ず行われる高圧洗浄を忠実に再現しました。

地元の塗装業者のご協力を頂き、スレート屋根を塗装する際必ず行われる高圧洗浄を忠実に再現しました。

写真の右側が洗浄した部分です。きれいになりました。洗浄した場所としていない場所ではこんなに違います。だいぶ表面が削られていることがわかると思います。

写真の右側が洗浄した部分です。きれいになりました。洗浄した場所としていない場所ではこんなに違います。だいぶ表面が削られていることがわかると思います。

■測定結果

作業者の位置では最大119本/リットル(幾何平均43.4本/リットル)
作業者から2メートル離れた場所では最大157本/リットル
(幾何平均11.6本/リットル)

と、予想をはるかに超えるアスベストが測定されました。
スレート屋根の改修でこのような高圧洗浄が全国で今も行われています。このままでは大気中のアスベスト濃度は少しずつ濃くなっていくと予想されます。残念ながら現段階では十分な法的規制がありませんので、シートで屋根を覆うなど飛散防止対策を十分にするか、業者や作業者の自粛に頼らざるを得ません。周辺住民の方も注意が必要かと思います。
尚、この結果については2006年5月12日に仙台国際センターで行われた第79回日本産業衛生学会で発表され、学会の参加者に作業の危険性を訴えました。
また、日経アーキテクチュア2006年3月13日号P14にも測定時の写真入りで載っています。

参考URL:http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20060310/128014/

劣化したスレート屋根からのアスベスト飛散測定

2005年11月15縲鰀16日屋根上の空気をフィルターを通して吸引し、アスベスト濃度を測定しました。左下に測定器が見えます。
屋根上の空気をフィルターを通して吸引し、アスベスト濃度を測定しました。
測定結果:幾何平均1.01本/リットル
結果は1.01本/リットルでした。同時に測定した周辺の大気中からはアスベストは確認されませんでした。
雨上がりの日など、屋根面が湿っている時は飛散は確認されませんでしたが、晴天が2日以上続くと飛散することが確認されたことになります。
大気中のアスベスト濃度の全国平均は0.1本/リットル程度ですから、10倍の量が飛散していることになります。まだデータが少ないので今後も継続して測定をするため準備を進めています。
このようなスレート屋根は2005年の調査で全国に約500万戸、5軒に1軒の割合であると報告されていますので、早急に金属屋根でリフォームをして飛散を防止しなければいけないことがわかると思います。このままでは大気中のアスベスト濃度が高くなっていくと予想されます。
スレート屋根の改修にはアスベスト飛散を防止する注意が必要です。必ずアスベスト対策の詳しい知識を持ったリフォーム業者にご相談されることをおすすめします。

[ リフォームをお考えの皆様へ ]

当社ではアスベスト飛散防止に有効な「封印工法」を開発し、全国に工事のできる業者ネットワークを作っているところですので、どこに頼んでいいかわからない場合はお気軽にお問い合わせ下さい。

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アスベスト対策に取り組んでいただける業者の方がありましたら、ぜひ当社の「封印工法」ネットワークにご協力下さい。

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